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騒音測定──設備の音を測り、基準と照らし合わせる仕事

2026.08.17

屋上の室外機や空調機、そして屋内の空調の吹き出し口や吸い込み口──建物のさまざまな設備から、日々、音が生まれています。その音が周囲にとって問題のない大きさかどうかは、耳の印象ではなく、測定した数値で評価します。

今回は、私たち日本計測が行っている騒音測定のお仕事をご紹介します。空調機や室外機などの設備から出る音を騒音計で測定し、その場所に求められる基準を満たしているかを数値で確かめる仕事です。

騒音計を構えて測定する日本計測の測定士

同じ大きさの音が、同じ不快さとは限らない

騒音の大きさは、ふつう「◯◯デシベル」という、たった1つの数字で表されます。これは、あらゆる高さの音をひとまとめにした全体の大きさです。便利ですが、それだけでは、どの高さの音がどれだけ出ているのかは分かりません。

騒音計の画面に表示された測定値

空調機のゴーッという低い音。ダクトを風が抜ける、シャーッという高い音。同じ大きさでも、この2つの不快さはまったく違います。人間の耳は、低い音に鈍く、高い音に敏感だからです。

だから騒音計は、音の大きさを高さ(周波数)ごとに分解して測ることができます。屋内の測定では、その結果から「NC値」という部屋の静けさを表す数値を求めます。NC値の目標は部屋の用途ごとに決まっていて、教室、スタジオ、工場──それぞれ求められる静けさが違うのです。


測定の流れ──機械を止めて、もう一度測る理由

現場では、対象となる設備の稼働を確認し、測定ポイントで騒音計を構えて測定します。

測定ポイントで騒音計を構える測定士

このとき、同じ場所で2回測ることがあります。設備が動いているときと、止めたときです。設備を止めた状態で聞こえる周囲の音を「暗騒音」といい、設備稼働時の測定値を暗騒音と比較することで、その設備の音だけを正確に評価できます。

測定した数値は、自治体の騒音のルールや、その部屋の用途に求められる基準と照らし合わせます。基準を超えていた場合は、どの高さの音が突出しているのかをデータから読み取り、原因を調査して、調整や対策の検討につなげます。結果は報告書にまとめて、お客様へご提出します。

空調設備や室外機の音でお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。


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