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振動測定──ビルの揺れの原因を、数値で調べる仕事
2026.08.20
地震のような大きな揺れではない。けれど、ビルの最上階にいると、足元から細かな振動がずっと伝わってくる──。
その違和感の原因は、真上にある屋上設備かもしれません。今回は、私たち日本計測が行っている振動測定のお仕事をご紹介します。

振動は、建物を伝って下の階へ届く
ビルの屋上には、室外機や冷凍機、換気用のファンなど、さまざまな設備が設置されています。こうした設備が動くと、そこで発生した振動が、床や柱などの建物構造を通して、直下の部屋へ伝わることがあります。
そこで行うのが振動測定です。屋上設備の直下にある部屋で振動を測定し、室外機や冷凍機、換気ファンなどの影響が出ていないかを調査します。

加速度・速度・変位──3つの数値で捉える
振動測定で測るのは、加速度・速度・変位という3つの数値です。
振動がどれくらい急激に変化するのか。どれくらいの速さで動くのか。そして、どれくらいの幅で動くのか。同じ「揺れ」でも、この3つの見方によって、捉えられる性質が変わります。

さらに、振動を3方向に分けて測定し、どの方向へ強く伝わっているのかを数字で捉えます。

設備を止めて、もう一度測る
測定では、設備を動かした状態で測った振動と、設備を止めた状態の振動を比較します。設備を止めたときに残る振動を「暗振動」といい、これと比べることで、設備の稼働によって振動がどのくらい増えているのかを確認できます。
測定した結果は、設備メーカーが定める振動の基準と照らし合わせ、基準を満たしているかを確認します。
「気のせい」で終わらせないために
大きくはないけれど、ずっと続く細かな振動。こうした振動が長時間続くと、不快感につながり、場合によっては睡眠に影響することもあるとされています。
だからこそ、単なる違和感で片づけず、どのくらいの振動が伝わっているのかを数字で確かめることが大切です。
建物の揺れや、屋上設備の影響が気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
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