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取締役技術部長・小峰さん──入社のきっかけ、職長時代の壁、後輩の育て方

2026.09.04

取締役技術部長の小峰豊さんに、日本計測に入社したきっかけ、職長として現場に出はじめた頃のこと、お客様から言われて嬉しかった言葉、そして後輩を育てるときに大切にしていることを聞きました。

小峰さんは現場の技術にとどまらず、案件のやり取りや営業、採用、新人研修・技術研修まで、幅広く会社を回している存在です。そのキャリアの入り口は、意外なところにありました。


ハローワークの掲示板で、日本計測の求人だけが目に入った

前職を尋ねると、返ってきたのは測定とはまったく違う仕事でした。

「スーパーの中に鮮魚コーナーがあると思うんですけど、品出しとか、あとは惣菜の寿司を作ったりやってましたね」

前職を辞めてハローワーク府中へ行ったとき、求人がいくつも書かれたホワイトボードの中で、日本計測の求人だけが目に入ったといいます。

「パッて目に入ったのよ。本当そこだけ、ポーンってスポットライトが当たったような感じで。あ、ここだ、って」

その場で電話をすると「すぐにでも面接してくれる」という話になり、翌日に面接。面接の場で「じゃあ、明日からお願いします」と言われ、その翌日から働きはじめました。本人の言葉を借りれば「トントントントンで仕事をやり始めた」入社でした。

入社した当時、取締役技術部長になると想像していたかと聞くと、答えは「ぜーんぜん」。

「その時はやっぱり、先輩に付きながらいろいろ学んでたかな。やり始めて、こういう仕事なんだってわかってから面白くなってきて、そこから結構、興味が湧いて」

最初から測定の仕事を志していたわけではなく、先輩に付いて仕事の中身がわかってきてから、面白くなった。今は研修で新人を迎える側にいる小峰さんも、入り口はそこからでした。


職長として出た現場、「絞った風はどこへ行った」

印象に残っている現場を尋ねると、「いっぱいあるなぁ」と少し考えてから、職長として現場を任されるようになった頃の話が出てきました。

天井の吹出口で風量を測定する小峰さん

風量測定の現場では、測った数値が設計値と合わなければ、ダンパーなどで風量を調整する場面があります。図面と一度測った結果を見れば、どこを調整すればどこへ風が行くかは読める。ところが、その通りにはいかなかったといいます。

「ここを調整したらこっちに風が行くだろうから、といざ実行しても、うまくそういかなくて。ここに絞った風はどこへ行っちゃったんだろう、みたいなことがあって。最初の壁だったかもしれないですね」

一方で、お客様から言われて嬉しかった言葉はと聞くと、こちらは迷いなく答えました。

「率直に『また次もお願いね』みたいな感じで言われるだけでも、やっぱり嬉しかったかな。この現場をやったから次もある、っていうのは当たり前じゃないんで」

思い通りにいかない現場を一つずつ越えてきたからこそ、「次もお願いね」の一言が当たり前ではないとわかっている。この二つの答えは、地続きの話に聞こえました。


後輩を育てるときは、まず本人からヒアリングする

研修や現場で後輩を指導する立場になった今、大切にしていることを聞きました。小峰さんが最初に挙げたのは、教える前に本人の話を聞くことでした。

スモークテスターを手に説明する技術部長の小峰さん

「まず本人からヒアリングする。こっちの思いや、会社としての方針とかがある中で、色々と指導したり注意したりというのは必要になってくるんだけど、その時に、まず『これはやっちゃいけないんだよ』『こういうことをやったら評価が上がるよ』というのを、ちゃんと最初からしっかり教えてあげないといけない」

順序を大切にしている理由は、説明のないまま「ダメ」と言われた側がどうなるかを考えているからです。

「最初の段階でそういう説明をしないで、それはダメだと言っちゃうと、押し潰す感覚になるのかな。立ち直れないというか、これからの仕事が難しくなるのかなって思っちゃう。何がダメだったのか、理由とか、その辺を理解していないと」

やってはいけないこと、評価につながることを先に共有し、理由まで理解した上でお互いに認識を持つ。そうしておけば、後から本人が「そういえばあの時言われていたのに、やっちゃったな」と自分で気づける。注意することよりも、本人が気づける状態をつくることを、小峰さんは指導の軸に置いています。


これからも、現場の技術を次の測定士へ

ハローワークの掲示板で求人を見つけた日から、職長として現場を任され、今は技術部長として、案件のやり取りや営業、採用、研修まで幅広く会社を支えています。研修では、何度でも質問できる場をつくり、作業の理由づけから伝えています。

今回のインタビューは、近日ショート動画でも公開予定です。ぜひご覧ください。

小峰さんが現場で培ってきた技術と考え方を、これからも次の測定士へ伝えていきます。


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