株式会社日本計測 | 風量測定・試運転調整・環境測定 > 技術コラム > 風量測定 > ドアが重い・風切り音がする──給気と排気のバランスが関係しているかもしれません

NEWS

ドアが重い・風切り音がする──給気と排気のバランスが関係しているかもしれません

2026.09.26

「会議室のドアを開けるとき、妙に力がいる」「ドアの隙間から、シューッという音がする」

こうした症状があると、ドアの建て付けや金具の不具合を思い浮かべるかもしれません。ところが、部屋に出入りする空気が関係していることもあります。

今回は、ドアの開けづらさや風切り音と換気の関係、原因を調べるために日本計測が行う測定についてご紹介します。

 

ドアに手を掛けて開けようとする様子

 

【ドアを重くする部屋の内外の圧力差】

部屋の換気には、空気を取り入れる「給気」と、外へ出す「排気」があります。

例えば、換気扇で空気を外へ出しているのに、取り入れるための給気口が閉じていると、室内の圧力が隣の空間よりも低くなることがあります。この圧力の違いを「差圧」といいます。

ドアの両側で圧力が違うと、ドアを一方向へ押す力が働きます。その力に逆らう向きに開けようとすると、いつもより重く感じることがあるのです。

反対に、給気が多く室内の圧力が高くなっている場合も、ドアの開く向きによっては開けづらくなります。どちら側の圧力が高くなっているのかを、現場で確かめる必要があります。

 

給気不足で室内の圧力が廊下より低くなり、圧力差による力に逆らってドアを開くため重く感じる一例

 

【隙間から聞こえる風切り音も、手掛かりの一つ】

圧力に差があると、空気は圧力の高い側から低い側へ流れます。その空気がドアの狭い隙間を勢いよく通ることで、風切り音が発生する場合があります。

「換気扇を使っているときに音がする」「特定の部屋だけで音がする」といった違いは、原因を調べる手掛かりになります。

ただし、音や重さだけで原因を決めることはできません。設備の運転状況と、空気の通り道を合わせて確認します。

 

【日本計測は、空気の量や圧力を測って調べます】

風量測定を行う日本計測の測定士

 

日本計測では、給気口・排気口の風量や、必要に応じて部屋と廊下の圧力差を測定し、空気の出入りに偏りがないかを調べます。

問題が確認された場合は、必要な換気量を確保しながら風量を調整します。調整後はもう一度測定し、ドアの重さや風切り音の変化を確認します。

 

風量測定・空気環境の調査のご依頼・ご相談はお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。

 

関連記事:

風量測定とは?目的・測定方法・基準値・当日の流れをわかりやすく解説

24時間換気とは?止めてはいけない理由と正しく換気できているか確認する方法

校正証明書とは?なぜ必要なのかを測定の専門会社が解説

※このホームページのすべての文章・写真を転用・引用することを一切禁じます。

快適な環境づくりに
まっすぐ。