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清浄度測定とは?クリーンルームのクラスと測定方法をわかりやすく解説
2026.09.11
清浄度測定とは、部屋の空気にどれだけ小さなほこりが浮いているかを、測定器で数える測定です。
手術室や、薬・食品・半導体の工場では、目に見えないほこりが製品や人の安全に影響します。だから「きれいそう」ではなく、数字で確かめます。この記事では、清浄度測定の仕組みと、クリーンルームで行う測定の流れを、環境測定を専門とする日本計測がわかりやすく解説します。

【清浄度測定とは?】
使う測定器はパーティクルカウンターといいます。決まった量の空気を吸い込み、中に含まれる粒子を光で一つずつ数える機械です。
数える粒子の大きさは、0.5μm(マイクロメートル)から5.0μmまで。1μmは1mmの1,000分の1です。人の目にはまったく見えません。だから、部屋がきれいかどうかは、数えてはじめて分かります。
【クリーンルームの「クラス」とは?】
クリーンルームとは、ほこりや菌が限りなく少ない状態に保たれた部屋です。手術室、薬や化粧品や食品の工場、半導体の工場などにあります。
そのきれいさは「クラス」で表します。国際規格のISO 14644-1では、空気1m³あたりの粒子の数で、クラス1からクラス9までに分けられています。数字が小さいほど、きれいな部屋です。
| ISOクラス | 0.5μm以上の粒子の上限(個/m³) | 昔ながらの呼び方 |
|---|---|---|
| クラス5 | 3,520 | クラス100 |
| クラス6 | 35,200 | クラス1,000 |
| クラス7 | 352,000 | クラス10,000 |
| クラス8 | 3,520,000 | クラス100,000 |
クラスが1つ上がるごとに、許される粒子の数は10倍になります。清浄度測定は、実際に数えた粒子の数が、その部屋に求められるクラスの上限を下回っているかを確かめる測定です。
【どうやって測るのか】
部屋の中に複数の測定ポイントを決めて測ります。1か所だけ測って「きれいだった」と言っても、部屋全体の証明にはならないからです。ポイントの数は、部屋の広さに応じて規格で決められています。
日本計測では、各ポイントを3回測り、その平均値でクラスを判定しています。
気をつけているのは、測る人自身がほこりを出さないことです。人は動くだけで、皮膚や服から粒子を出します。防塵服を着て、入室前にエアシャワーを浴び、測定中はむやみに動かない。髪の毛一本も持ち込めない緊張感の中で行う測定です。
【粒子を数えるだけでは足りない】

粒子の数が基準内でも、それだけで安心はできません。部屋のきれいさは、フィルターや空調がきちんと働いた「結果」だからです。設備側に問題があれば、今は基準内でも、やがて崩れていきます。
そこでクリーンルームでは、清浄度とあわせて次の項目も測ります。これをまとめてバリデーション測定と呼びます。
- フィルターのリーク測定:フィルターに漏れや破れがないか
- 風量測定:設計どおりの量の空気が送られているか
- 温湿度測定:決められた温度・湿度を保てているか
- 差圧測定:隣の部屋との気圧の差はどれくらいか
- 気流測定:空気が、汚れを運び込まない向きに流れているか
このうち、意外と知られていないのが差圧です。ほこりを入れたくない部屋は、周りより気圧を少し高くしてあります。常に中から外へ空気が押し出されているので、扉を開けた瞬間も、外のほこりが入ってきにくいのです。クリーンルームを守っているのは、密閉ではなく、空気が流れる向きです。
日本計測では、この差圧や風量を測るだけでなく、目標の状態に整える調整まで行っています。
【測定のあと】
測定した数値は、粒子の数、クラス判定、風量や差圧の値を報告書にまとめてご提出します。測定器はすべて校正証明書を取得しており、報告書への添付にも対応しています。
【よくある質問】
Q.どんなときに依頼すればいいですか?
A.クリーンルームの完成時、定期的な維持管理、設備の改修や更新のあと、製品への異物混入など「何かおかしい」と感じたときの原因調査などでご依頼いただいています。
Q.稼働中の工場でも測定できますか?
A.製造の状況やご要望に合わせて、測定の時間帯や進め方を調整いたします。まずはご相談ください。
Q.費用はどのように決まりますか?
A.部屋の広さと数、対象のクラス、測定する項目、測定場所の所在地などによって決まります。図面をご用意いただければ具体的なお見積りが可能です。
清浄度測定・バリデーション測定のご依頼・ご相談はお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。
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